5. ゆかたの着付け

ゆかたの着付け

浴衣を両手で持って、腰をかがめ、浴衣を方に入れ込むように羽織ります。
衿先を両手で持って、裾線を決めます。くるぶしが見えるくらいに調整します。
上前の幅を決めます。上前の端が、右の腰骨の辺りに来るように合わせます。
下前を合わせます。上前をいったん外して、褄先を上げるようにして合わせます。
腰紐を締めます。腰骨の少し上でしっかりと締めます。
両手を身八つ口から入れて、前と後のお端折りが水平になるように整えます。
背縫いが中央になるように、左右の衿を持って、背の中心を合わせます。
喉のくぼみが隠れるくらいに、衿を合わせます。

下前の衿は、左手を身八つ口から入れて整えます。

バストの下辺りで、伊達締めを結びます。
最後に、背中や胸元の皴を、両端に寄せて伸ばします。

文庫結び

て先は、自分の腕の長さ分をとり、幅を半分に折ります。
て先を左肩に乗せて、たれを胴に二巻したら、たれを左端から右斜め半分に折り上げます。
斜めに折り上げたたれに、てを上からかぶせるようにして、帯の上線をしっかり結びます。
結んだら、また、てを左肩に乗せます。たれは、基の帯幅になるように拡げます。

拡げたたれで、リボンを作ります。たれは、帯裏を見せるように結び目から左に伸ばして、肩幅くらいで折り返します。
もう一度たれを折り返し、畳んだたれの真中をもって、山ヒダを作ります。
形が出来たら、て先をかぶせるようにして、真中を巻込みます。
二巻したら、て先を帯と伊達締めの間に入れ込み、はみ出たて先は、帯の中に折り返します。
最後に形を整え、出来たら前帯の下を持って、時計回りに帯を後に回します。

  

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