咲いたばかりの花たちを やわらかな日差しが包み込む つかの間のまどろみ 風がざわめく ひとひら、ひとひら舞いおちる 私は刹那に咲く桜花 綺麗に咲いた時は 過ぎ去って行く いつまでもあなたに眺めていてほしい 私を見つめるあなたの笑顔が嬉しい 冬の寒さに傷ついた地面を癒すように 花びらがうす紅に染めあげていく でも私は 最後の一枚になるまで咲いていたい